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20世紀美術を読む

「20世紀美術」の記事を12本まとめました。気になる作家や作品から読んでみてください。

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「20世紀美術」の作品と用語

作品例作品別ガイド

このテーマがよく表れる作品を選び、画面のどこに注目するか確認します。

自分の目で見る練習

解説を閉じて、線、光、構図を自分の目で確かめます。

用語アートのことば

記事に出てきた言葉を、短い説明と作品例で調べられます。

「20世紀美術」の記事一覧

キャバレー・ヴォルテールでパフォーマンスを行うフーゴー・バル

1910年代〜1920年代 / 欧州・アメリカ

戦争のさなか、芸術を疑う。ダダイズム入門

1916年のチューリヒ。キャバレー・ヴォルテールでは、詩、音楽、仮面、意味の通らない言葉が同じ夜にぶつかりました。戦争を生んだ社会の理性や秩序を、そのまま信じることはできない。

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ジョルジョ・デ・キリコ《The Song of Love》

1920年代〜1930年代 / ヨーロッパ

シュルレアリスム入門:夢のようなのに、なぜこんなに現実に刺さるのか

デ・キリコの画面には、古典彫刻の頭と赤いゴム手袋が並んでいます。どちらも見慣れた物なのに、同じ壁に掛かると理由の分からない不穏さが生まれる。シュルレアリスムを見る手がかりは、夢らしさより、現実がほんの少しずれた感覚にあります。

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マルセル・デュシャン《Bicycle Wheel》

比較ガイド

壊すダダ、夢から作るシュルレアリスム

一言で
ダダは壊す。シュルレアリスムは夢や無意識から作る
時代
ダダは1916年頃、シュルレアリスムは1924年頃から強まる

デュシャンの便器を見て拍子抜けする感覚と、マグリットのありえない光景から目を離せなくなる感覚には違いがあります。ダダは芸術や理性の権威へ疑いを向け、シュルレアリスムは夢や無意識から別の現実を探しました。

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フアン・グリス《ピカソの肖像》

1910年代 / パリ

ばらばらの面から、座るピカソが見えてくる

鼻はどれ、手はどれ、と探し始めると《ピカソの肖像》は急に難しくなります。いったん人の名前を忘れ、黒に近い面を上から三つ拾ってみてください。顔、上着、組んだ手が縦につながり、椅子に腰かけた人物の重さが戻ってきます。

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ウンベルト・ボッチョーニ《都市の興隆》

1900年代〜1910年代 / イタリア

中央の赤い馬が、都市を動かす

未来派と聞くと、自動車や工場を思い浮かべるかもしれません。ところが《都市の興隆》の中央で暴れているのは、赤い馬です。作業員が手綱へしがみつき、背後では足場の組まれた建物が立ち上がる。

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ウンベルト・ボッチョーニ《都会の喧騒》

1900年代〜1910年代 / イタリア

未来派は、止まった絵にどう速度を入れたのか

《都会の喧騒》では、赤い馬と人の身体が渦の中へ巻き込まれています。どこから見始めても、目は斜め上や画面の外へ押し流される。未来派は、動く物の形とともに、その場を走り抜ける力まで描こうとしました。

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ワシリー・カンディンスキー《黄-赤-青》

1919-1933年 / ドイツ

バウハウス入門:学校がデザインを変えた14年

白い建築や幾何学模様を見ると、『バウハウス風』と言いたくなります。けれどバウハウスは、見た目を統一するブランドとして始まったのではありません。木材、金属、布、色を実際に触り、芸術と工芸を同じ場所で学ぶ学校でした。

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フアン・グリス《ピカソの肖像》

1907-1910年代 / フランス

キュビスムとは? 一枚にいくつもの角度を重ねた絵

キュビスムの絵では、顔の正面と横顔、ギターの穴と側面が一枚に重なります。一つの場所から見た形に固定せず、角度を変えるたびに見えた情報を組み直したからです。何が描かれているか迷ったら、見覚えのある断片を一つ探してみてください。

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アンリ・マティス《帽子の女》

1900年代前半 / フランス

フォーヴィスムとは? 1905年の展覧会で起きたこと

《帽子の女》の顔には、緑、青、黄色がそのまま置かれています。肌の色としては不自然です。1905年、このような絵を同じ部屋で見た観客は、強い色に驚きました。色は顔や風景を説明する役目から離れ、画面のリズムを作り始めます。

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ワシリー・カンディンスキー《コンポジション8》

1910年代-1930年代 / 欧州

形を描かなくても、色と線で画面は動く

カンディンスキーの色は音のように響き、マレーヴィチの黒い正方形は白い地に浮かびます。モンドリアンは垂直と水平、赤・黄・青だけで画面を組み立てました。何の絵かを当てるより、線、色、面がどこで釣り合い、ぶつかるかを見ると抽象芸術へ入れます。

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