
1910年代〜1920年代 / 欧州・アメリカ
戦争のさなか、芸術を疑う。ダダイズム入門
1916年のチューリヒ。キャバレー・ヴォルテールでは、詩、音楽、仮面、意味の通らない言葉が同じ夜にぶつかりました。戦争を生んだ社会の理性や秩序を、そのまま信じることはできない。
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「20世紀美術」の記事を12本まとめました。気になる作家や作品から読んでみてください。

1910年代〜1920年代 / 欧州・アメリカ
1916年のチューリヒ。キャバレー・ヴォルテールでは、詩、音楽、仮面、意味の通らない言葉が同じ夜にぶつかりました。戦争を生んだ社会の理性や秩序を、そのまま信じることはできない。
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1920年代〜1930年代 / ヨーロッパ
デ・キリコの画面には、古典彫刻の頭と赤いゴム手袋が並んでいます。どちらも見慣れた物なのに、同じ壁に掛かると理由の分からない不穏さが生まれる。シュルレアリスムを見る手がかりは、夢らしさより、現実がほんの少しずれた感覚にあります。
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比較ガイド
デュシャンの便器を見て拍子抜けする感覚と、マグリットのありえない光景から目を離せなくなる感覚には違いがあります。ダダは芸術や理性の権威へ疑いを向け、シュルレアリスムは夢や無意識から別の現実を探しました。
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1900年代〜1910年代 / イタリア
《都会の喧騒》では、赤い馬と人の身体が渦の中へ巻き込まれています。どこから見始めても、目は斜め上や画面の外へ押し流される。未来派は、動く物の形とともに、その場を走り抜ける力まで描こうとしました。
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1900年代〜1910年代 / イタリア
馬の頭、踏ん張る人影、赤と橙の筆触が、建設現場の真ん中で渦を巻きます。《都会の喧騒》は都市を遠くから眺めた絵ではありません。騒音も労働も速度も、一度にこちらへ押し寄せる。
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1900年代 / ロンドンとパリ
テムズ川の水面に、オレンジ、青、緑がぶつかります。ドランが描いたロンドンは、霧の灰色に沈みません。橋と川の形を保ちながら、見た色を強め、入れ替え、都市の騒音や速度まで色面にしました。
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1910年代 / パリ
顔も襟も手も、鋭い面へ分かれています。それでも《ピカソの肖像》には、椅子に腰かける人物の重さがある。フアン・グリスは、形を壊しながら画面の秩序を失いませんでした。キュビスムが難しく感じるときほど、暗い面の配置から見てみます。
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1907-1910年代 / フランス
キュビスムの絵では、顔の正面と横顔、ギターの穴と側面が一枚に重なります。一つの場所から見た形に固定せず、角度を変えるたびに見えた情報を組み直したからです。何が描かれているか迷ったら、見覚えのある断片を一つ探してみてください。
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1900年代前半 / ドイツ・北欧
ムンク《叫び》では、橋も空も人物と一緒に波打っています。目の前の景色が、不安を通して歪んだ姿です。粗い線と強い色は、うまく描けなかった跡ではありません。切実な感覚を画面へ押し出すために選ばれました。
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1900年代前半 / フランス
《帽子の女》の顔には、緑、青、黄色がそのまま置かれています。肌の色としては不自然です。1905年、このような絵を同じ部屋で見た観客は、強い色に驚きました。色は顔や風景を説明する役目から離れ、画面のリズムを作り始めます。
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1919-1933年 / ドイツ
白い建築や幾何学模様を見ると、『バウハウス風』と言いたくなります。けれどバウハウスは、見た目を統一するブランドとして始まったのではありません。木材、金属、布、色を実際に触り、芸術と工芸を同じ場所で学ぶ学校でした。
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1910年代-1930年代 / 欧州
カンディンスキーの色は音のように響き、マレーヴィチの黒い正方形は白い地に浮かびます。モンドリアンは垂直と水平、赤・黄・青だけで画面を組み立てました。何の絵かを当てるより、線、色、面がどこで釣り合い、ぶつかるかを見ると抽象芸術へ入れます。
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