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ロマン主義」の記事を11本まとめました。気になる作家や作品から読んでみてください。

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ロマン主義」の記事一覧

三色旗を掲げて民衆を導く女性を描いたドラクロワ《民衆を導く自由の女神》

18世紀末〜19世紀半ば / ヨーロッパ

旗、戦争、風景から「国」を見る

歴史的背景
革命、ナポレオン戦争、領土再編が帰属意識を揺らした
画像の働き
旗、犠牲者、英雄、土地を共同体の記憶へ変えた

国旗を掲げる群衆。銃殺される市民。霧の向こうに広がる山や森。19世紀の画家たちは、目に見えない「国」や「私たち」を、人物と風景に与えました。ロマン主義とナショナリズムは同じものではありません。

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雲海と岩山を見渡す人物を描いたフリードリヒ《雲海の上の旅人》

18世紀後半〜19世紀前半 / ヨーロッパ

美しいのに怖い。ロマン主義の「崇高」

感覚
美しさだけでなく、恐れ、圧倒、快さが混ざる
主な対象
山、海、嵐、霧、廃墟、巨大な距離

霧の山を前にした人物は小さく、嵐の海では船も輪郭を失います。美しいのに、少し怖くて目を離せない。18世紀の美学で論じられた「崇高」は、この混ざった感覚を考える言葉です。

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J.M.W.ターナー《雨、蒸気、速度―グレート・ウェスタン鉄道》

作品ガイド

輪郭が消えるほど、列車は速くなる。《雨、蒸気、速度》

作者・制作年
J.M.W.ターナー、1844年
何を描いた?
雨の中、メイデンヘッド鉄道橋を渡る蒸気機関車

雨と蒸気の向こうから、黒い機関車が迫ります。橋の斜線は手前へ広がり、線路上には小さな野うさぎが走ります。橋、列車、白い大気の順に目を動かすと、輪郭をぼかしながら速度だけを強く残した仕組みを追えます。

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ウジェーヌ・ドラクロワ《民衆を導く自由の女神》

作品ガイド

《民衆を導く自由の女神》は、なぜ死者の上を進むのか

作品
ドラクロワ《民衆を導く自由の女神》
何革命?
1830年7月革命(7月27日から29日の「栄光の三日間」)

倒れた人々を踏み越え、三色旗を掲げた女性がこちらへ進んできます。ドラクロワが描いたのは1830年の7月革命です。中央の女性は「自由」に身体を与えた寓意像で、特定の参加者を描いた人物ではありません。

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カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ《雲海の上の旅人》

19世紀前半 / ドイツ

フリードリヒとは? 《雲海の上の旅人》が背中を見せる理由

岩山の上に一人の旅人が立っています。顔は見えず、その先の谷も雲に隠れている。私たちが見られるのは、旅人の背中と、彼が見ているはずの風景です。《雲海の上の旅人》は、人物の気持ちを表情で説明せず、同じ方向を見るよう鑑賞者を誘います。

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J.M.W.ターナー《雨、蒸気、速度》

19世紀 / 日本・イギリス

波、雨、霧をどう描く? 北斎・広重・ターナー

北斎の波は爪のような先端を伸ばし、広重の雨は画面を斜めに横切ります。ターナーの霧は、古い戦艦の輪郭を夕日の中へ溶かします。天気は背景に留まりません。見る人の身体へ、圧力、速度、湿り気として届きます。

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フリードリヒ《雲海の上の旅人》

19世紀中心 / ヨーロッパ・日本

風景画の歴史入門:背景だった景色が“主役”になるまで

人の後ろに広がる雲海、夕日へ曳かれる古い戦艦、遠くの富士へ重なる大波。同じ風景画でも、こちらが感じる時間はまるで違います。自然を正確に写したかを競う前に、人物、光、地平線がどこに置かれたかを比べてみましょう。

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