見る練習

1枚を3分、解説の前に見る

いきなり解説を読むのではなく、先に作品だけを眺めます。 視線の置き場に迷ったら、作品ごとの3つの問いを試してみてください。

ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》
Girl with a Pearl Earring / ヨハネス・フェルメール1665年頃

まず見る・3分

《真珠の耳飾りの少女》で見返される一瞬を見る

この少女は、こちらに気づいた直後なのでしょうか。それとも、ずっと待っていたのでしょうか。

美しい、でも少し怖い。その感覚を、暗い背景、目、唇、真珠の光からほどく練習です。

  1. 1
    暗い背景から顔が浮かぶ感じを見る

    まず背景を見てから、顔だけがどれくらい急に前へ出てくるか確かめます。

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    目と唇の途中感を見る

    目を見たあと、少し開いた唇へ視線を移します。何か言う前なのか、言った後なのかを考えてみます。

残りのポイントは、作品ページで続けて見られます。

絵画・写真・彫刻は、どこを見る?

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絵画

名画はどの順番で見ればいい?

名画の前に立つと、題名を確認してすぐ次へ進みたくなるかもしれません。まず少し離れ、いちばん明るい場所を探す。そこから線、色、人物の目や手を追い、最後に解説を読む。この順番なら、自分で見つけたことと知識を混ぜずに、一枚の絵へ戻ってこられます。

9実践ガイド
見方を読む

写真

写真を見るときは何を見ればいい?

人が二人、道が一本、奥に看板。写っているものを言い終えたら、写真を見る時間はそこから始まります。撮った人は道のどちら側にいたのか。なぜ看板を切らずに入れたのか。画面の外にいる撮影者を想像するために、五つの場所を順に見ます。

10実践ガイド
見方を読む

彫刻

彫刻は正面から見るだけでいい?

絵の前では立ち位置を決めやすいのに、彫刻の前ではどこが正面なのか迷います。その迷いは消さなくて大丈夫です。少し離れて輪郭を見て、横へ動き、後ろへ回る。表面へ近づいたら、今度は素材と光を見る。

10実践ガイド
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ほかの作品でも試す

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気づきは、ひとつでいい

色、距離、ちょっとした違和感。ひとつ見つかるだけで、作品は少し近くなります。

解説は、見たあとに

先に作品を見ておくと、解説の言葉が自分の気づきと結びつきます。 最初に目に留まったものだけ、覚えておけば十分です。