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《Migrant Mother》で距離と感情を見る

この写真は、どこで『かわいそう』ではなく『考え込ませる写真』に変わるでしょうか。

ドロシア・ラング《Migrant Mother》
Migrant Mother / ドロシア・ラング1936年
表情だけでなく、手や子どもの姿勢まで含めて、時代の不安が濃く刻まれたドキュメンタリー写真の代表作

見るポイント

3つだけ順番に目を置きます。ひとつでも気になる場所が残れば十分です。

  1. 1
    顔だけで終わらない

    母親の表情を見たあと、すぐに手と肩の力にも目を移します。

    感情は顔だけでなく、手の置き方や姿勢にも強く出ています。

  2. 2
    子どもの向きを見る

    子どもたちがカメラを向いていないことに注目します。

    こちらを見返さないことで、母親の孤立感と重さがいっそう強まります。

  3. 3
    距離感を確かめる

    写真家がどれくらい近い距離にいるように感じるかを考えます。

    近いのに押しつけがましくない、その微妙な距離がこの写真の強さです。

見終わったら

有名な写真ほど内容を知った気になりやすいですが、細部の配置を追うとまだ新しく見えてきます。

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