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《真珠の耳飾りの少女》で見返される一瞬を見る

この少女は、こちらに気づいた直後なのでしょうか。それとも、ずっと待っていたのでしょうか。

ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》
Girl with a Pearl Earring / ヨハネス・フェルメール1665年頃
暗い背景の中で、振り向いた顔、少し開いた唇、真珠の光だけが静かに浮かび上がるフェルメールの代表作

見るポイント

3つだけ順番に目を置きます。ひとつでも気になる場所が残れば十分です。

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    暗い背景から顔が浮かぶ感じを見る

    まず背景を見てから、顔だけがどれくらい急に前へ出てくるか確かめます。

    背景がほとんど語らないので、少女の顔は部屋の中の人物というより、暗闇から現れた気配のように見えます。

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    目と唇の途中感を見る

    目を見たあと、少し開いた唇へ視線を移します。何か言う前なのか、言った後なのかを考えてみます。

    表情が決まりきらないため、見る側は物語を補いたくなります。この言い切らなさが、少し怖い印象にもつながります。

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    最後に真珠の光を小さく見る

    真珠そのものではなく、そこに残る白い光の点を見ます。

    豪華な装飾としてではなく、暗さの中に止まった小さな光として見ると、画面全体の静けさが強くなります。

見終わったら

《真珠の耳飾りの少女》は、正体を当てる絵ではなく、振り向いた一瞬がまだ終わらないように見える絵として入ると近づきやすくなります。

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