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《ラス・メニーナス》で視線を追う

この部屋では、いま誰が主役で、誰がこちらを見返しているでしょうか。

ディエゴ・ベラスケス《ラス・メニーナス》
Las Meninas / ディエゴ・ベラスケス1656年頃
画家、王女、鏡の中の王夫妻、そして見る側の位置が複雑に絡み合う西洋絵画の名作

いっしょに見ていくポイント

答えを急がず、順番に目を置いていくだけで大丈夫です。気づきが一つでも出れば、その時点でもう作品との距離は変わり始めています。

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    最初に目が行く人を決める

    まず王女に目が行くのか、左の画家に行くのか、自分の反応を確認します。

    この作品は視線の置き場が一つに固定されていません。その揺れ自体が作品の面白さです。

  2. 2
    鏡の中を見る

    奥の壁にある小さな鏡に、誰が映っているかを見ます。

    鏡の存在で、画面の外にいるはずの王夫妻と、いま見ている私たちの位置が重なり始めます。

  3. 3
    『自分はどこに立っているか』を考える

    この絵を見ている自分が、部屋のどこに立たされているように感じるか考えます。

    ただ眺めるのではなく、画面の中の視線の回路へ巻き込まれる感覚が、この作品の核です。

見終わったら

《ラス・メニーナス》は人物を覚えるより、視線の流れに入ってみると面白さが立ち上がります。

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