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《One and Three Chairs》で言葉と物のずれを見る

この3つは同じ椅子を指しているのに、なぜまったく同じには見えないのでしょうか。

ジョセフ・コスース《One and Three Chairs》
One and Three Chairs / ジョセフ・コスース1965年
実物、写真、辞書の定義を並べるだけで、理解の土台が揺れ始めるコンセプチュアルアートの代表作

見るポイント

3つだけ順番に目を置きます。ひとつでも気になる場所が残れば十分です。

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    3つを別々のものとして見る

    椅子そのもの、写真、定義文を同じだと思わずに見分けます。

    座れる物、像、言葉のルールは、全部『椅子』に関わるのに役割が違います。

  2. 2
    どれがいちばん『本物』に見えるか考える

    自分が自然に本物だと思ったものを確認します。

    その反応の中に、私たちが普段どんな基準で理解しているかが表れます。

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    定義文を最後に読む

    言葉が、実物や写真をどれだけ固定しているかを見ます。

    この作品は答え当てではなく、理解の仕組みを目の前に並べる作品です。

見終わったら

難しい理論より先に、『同じ対象でも理解の仕方は一つではない』と体感できれば十分です。

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