テーマで読む

ピクトリアリズムを読む

最初に読む3本と、そこから話を広げる記事を選びました。 下には「ピクトリアリズム」に関する全4本があります。

テーマ一覧に戻る / 時代の流れから探す

ピクトリアリズム

ピクトリアリズムから写真表現に入る

ぼけや柔らかな光が、なぜ写真の表現になるのか知りたいときに。

ピクトリアリズムは、写真をただの記録ではなく、気配や感情を持つ芸術として見せようとした流れです。ぼけや柔らかな光を失敗として片づけず、何を曖昧にし、何を濃く残しているのかを見ると、写真の面白さが変わります。そこからキャメロン、ソフトフォーカス、ストレート写真との違い、フォト・セセッションや『Camera Work』へ進むと、写真が美術として読まれる場まで見えてきます。

63本から始める

はじめに

最初の3本

まずはピクトリアリズム入門、写真のぼけ・ソフトフォーカス、キャメロンを読むと、曖昧さを表現として見る土台ができます。

ジュリア・マーガレット・キャメロン《Ophelia, Study No. 2》

19世紀末〜20世紀初頭 / 欧米

輪郭を消すことも、写真家の仕事だった

頬の輪郭が少し甘い。雪の向こうで馬車が消えかける。いまなら撮り直したくなる像を、19世紀末の写真家たちは完成作として差し出しました。カメラが自動で現実を写すだけの機械なら、どこにピントを置き、どんな紙に刷り、どこまで手を加えるのか。

記事を読む
ジュリア・マーガレット・キャメロン《The Kiss of Peace》

1860年代〜1870年代 / イギリス

ぼけた輪郭が、人物の息づかいを近づける

《The Kiss of Peace》を見ると、最初に気づくのは柔らかな焦点です。ところが見続けているうちに、輪郭よりも二人の頬の近さが気になってきます。細部は薄い。

記事を読む

寄り道する

少し横に広げる

次にストレート写真との違い、フォト・セセッション、『Camera Work』へ進むと、写真が美術として扱われる流れまで追えます。

ウォーカー・エヴァンス《Allie Mae Burroughs》

比較ガイド

ぼかして作る写真、くっきり写す写真

一方の写真では輪郭が霧へ溶け、もう一方では建物の線や金属の質感が鋭く立ちます。違うのは、柔らかさと硬さの好みだけではありません。ピクトリアリズムは大気や気分をまとめ、ストレート写真はカメラが捉えた構造を前へ出しました。

記事を読む
エドワード・スタイケン《The Flatiron》

20世紀初頭 / 写真文化

写真を「作品」にした雑誌『Camera Work』

同じ写真でも、新聞の片隅に小さく載るのと、上質な紙へ丁寧に刷られ、広い余白の中に置かれるのとでは見え方が違います。アルフレッド・スティーグリッツは『Camera Work』で、撮影後の印刷、文章、掲載順まで設計しました。

記事を読む

「ピクトリアリズム」の作品と用語

作品例作品別ガイド

このテーマがよく表れる作品を選び、画面のどこに注目するか確認します。

自分の目で見る練習

解説を閉じて、線、光、構図を自分の目で確かめます。

用語アートのことば

記事に出てきた言葉を、短い説明と作品例で調べられます。

ピクトリアリズム」の記事一覧

ジュリア・マーガレット・キャメロン《The Kiss of Peace》

1860年代〜1870年代 / イギリス

ぼけた輪郭が、人物の息づかいを近づける

《The Kiss of Peace》を見ると、最初に気づくのは柔らかな焦点です。ところが見続けているうちに、輪郭よりも二人の頬の近さが気になってきます。細部は薄い。

記事を読む
ウォーカー・エヴァンス《Allie Mae Burroughs》

比較ガイド

ぼかして作る写真、くっきり写す写真

一方の写真では輪郭が霧へ溶け、もう一方では建物の線や金属の質感が鋭く立ちます。違うのは、柔らかさと硬さの好みだけではありません。ピクトリアリズムは大気や気分をまとめ、ストレート写真はカメラが捉えた構造を前へ出しました。

記事を読む
ジュリア・マーガレット・キャメロン《Ophelia, Study No. 2》

19世紀末〜20世紀初頭 / 欧米

輪郭を消すことも、写真家の仕事だった

頬の輪郭が少し甘い。雪の向こうで馬車が消えかける。いまなら撮り直したくなる像を、19世紀末の写真家たちは完成作として差し出しました。カメラが自動で現実を写すだけの機械なら、どこにピントを置き、どんな紙に刷り、どこまで手を加えるのか。

記事を読む

ほかのテーマから探す