
作品ガイド
《さえずる機械》はなぜかわいくて不穏なのか? クレーが生き物と機械を重ねる理由
《さえずる機械》は、一見すると小さな鳥の漫画のようにも見えます。けれど見続けると、足場は細く、口は針のようで、機械の回転軸にも見えます。クレーはここで、やさしい記号と不穏な仕組みをわざと同居させています。
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「抽象芸術」の記事を7本まとめました。気になる作家や作品から読んでみてください。

作品ガイド
《さえずる機械》は、一見すると小さな鳥の漫画のようにも見えます。けれど見続けると、足場は細く、口は針のようで、機械の回転軸にも見えます。クレーはここで、やさしい記号と不穏な仕組みをわざと同居させています。
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実践ガイド
『何の絵だろう』と考え続けると、抽象画の前で目が止まります。そんなときは、いちばん強い色を一つ選び、そこから伸びる線を追ってみてください。画面は左右どちらへ重いでしょうか。
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20世紀前半 / オランダ・パリ・ニューヨーク
黒い縦横線と、赤・青・黄の面。要素は少なくても、線の太さや白い余白を少し変えれば、画面全体の釣り合いが崩れます。モンドリアンを見るときは、色の意味を探す前に、重い場所と空いた場所を比べてみてください。
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20世紀前半 / スイス・ドイツ
四羽の鳥らしき形が一本の線に並び、右端にはハンドルがついています。回せば鳴きそうなのに、針金の足元には穴のような形が開く。クレーの《さえずる機械》は、かわいさと不気味さを片方に決めさせません。
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20世紀前半 / ドイツ・フランス
《コンポジション8》の前では、円や三角形の名前を当てても画面に置いていかれます。大きな円から斜線へ視線が跳び、細かな点のそばで一度止まる。その動きを音楽のように聴くと、抽象画が急に動き始めます。
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1910年代 / ロシア前衛
黒い四角なら自分にも描ける。そう思うのは自然です。《黒の正方形》が問い直したのは、制作の難しさより『絵は何かを描写するもの』という約束でした。果物も人物も風景もなく、残ったのは色と形、それを置く場所だけ。
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1910年代-1930年代 / 欧州
カンディンスキーの色は音のように響き、マレーヴィチの黒い正方形は白い地に浮かびます。モンドリアンは垂直と水平、赤・黄・青だけで画面を組み立てました。何の絵かを当てるより、線、色、面がどこで釣り合い、ぶつかるかを見ると抽象芸術へ入れます。
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