空間
遠近法
遠近法は、平らな画面に奥行きを感じさせるための方法です。近くのものを大きく、遠くのものを小さく見せたり、平行な線が遠くで集まるように描いたりして、絵の中に空間をつくります。

作品の見方
知識より先に、作品の見方を増やしたいときに。
記事は読めても、作品の前でどこから見ればいいか迷うことはよくあります。このコースでは、視線の置き方をひとつずつ増やしながら、作品の読み方を体に入れていきます。
順番どおりに進めると流れはつながりますが、途中で立ち止まっても問題ありません。 気になる記事で寄り道しながら、自分のペースで戻ってくるくらいの使い方を想定しています。
まずは平面作品を前にしたときの基本の見取り図をつくります。
名画の前に立つと、題名を確認してすぐ次へ進みたくなるかもしれません。まず少し離れ、いちばん明るい場所を探す。そこから線、色、人物の目や手を追い、最後に解説を読む。この順番なら、自分で見つけたことと知識を混ぜずに、一枚の絵へ戻ってこられます。
よく知られた作品で、視線や背景の読み方を具体的に確かめます。
《モナ・リザ》の顔は光と影の間へ溶け、重ねた両手は静かに止まり、背後の道は遠い山へ曲がります。手から口元、左右で高さの違う風景へ目を移すと、落ち着きと揺らぎが同居する。
意味を探しすぎず、画面の関係を見る練習に進みます。
『何の絵だろう』と考え続けると、抽象画の前で目が止まります。そんなときは、いちばん強い色を一つ選び、そこから伸びる線を追ってみてください。画面は左右どちらへ重いでしょうか。
立体になると、距離や回り込み方がどう重要になるかを見ます。
絵の前では立ち位置を決めやすいのに、彫刻の前ではどこが正面なのか迷います。その迷いは消さなくて大丈夫です。少し離れて輪郭を見て、横へ動き、後ろへ回る。表面へ近づいたら、今度は素材と光を見る。
作品が空間やテーマを抱えるとき、読む層が増えることを体験します。
三角形の各辺は48フィート、約14.6メートルあります。テーブルには39の席、白い床には999人の名前。合わせて1,038人の女性が作品に組み込まれています。写真では皿へ目が向きがちですが、ランナー、杯、食器、床の文字まで見て初めて一席になります。

作品ガイド
ネバダ州の乾いた台地に、巨大な切れ込みが二つあります。間にあるのは自然の峡谷です。《Double Negative》では、運び込まれた彫刻よりも、削り取られた土と残った空間が作品になります。
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17世紀〜19世紀 / ヨーロッパ
《真珠の耳飾りの少女》では、目はすぐ顔に止まります。《聖マタイの召命》では光に沿って人物をたどり、ドガの稽古場では画面の端までさまよう。絵の前で自分の目がどう動いたかを覚えておくと、構図の仕掛けを確かめられます。
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19世紀中心 / ヨーロッパ・日本
人の後ろに広がる雲海、夕日へ曳かれる古い戦艦、遠くの富士へ重なる大波。同じ風景画でも、こちらが感じる時間はまるで違います。自然を正確に写したかを競う前に、人物、光、地平線がどこに置かれたかを比べてみましょう。
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不思議な作品
きれいより先に、ぞわっとする作品が気になるときに。
怖い、不思議、落ち着かない。そんな第一印象から名作へ入るためのコースです。
はじめに
まずは全体の流れを一度見ておきたいときに。
ルネサンスから現代アートまで、大きな流れを一周するためのコースです。

現代美術
現代アートの前で足が止まりやすいときに。
現代アートを難しく感じる理由から入り、インスタレーションやパフォーマンスまでつないでいくコースです。

日本美術から
西洋美術の年表より、日本の作品から始めたいときに。
浮世絵から戦後前衛まで、日本の作品からアート史の広がりを見ていくためのコースです。