浮世絵

葛飾北斎

北斎は有名な波の絵だけで終わらない作家です。波、富士、版画の線、ジャポニスムへの広がりをまとめて見ると、1枚の強さと連作の面白さが同時に見えてきます。

7本の記事合計 約69更新 2026-09-17

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この作家の記事

7
葛飾北斎《神奈川沖浪裏》

19世紀前半 / 江戸

北斎入門:《神奈川沖浪裏》はなぜ目を奪うのか

《神奈川沖浪裏》を思い浮かべると、大きな波が真っ先に出てきます。けれど画面の奥には小さな富士があり、三艘の舟には人が身を伏せています。波だけを切り取れば、これほど緊張した絵にはなりません。

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葛飾北斎《凱風快晴》

終了

2026年 / 日本の展覧会

北斎「冨嶽三十六景」展|会期記録と見どころ

会場
国立西洋美術館 企画展示室B3F
会期
2026年3月28日-6月14日

国立西洋美術館の『北斎 冨嶽三十六景 井内コレクションより』は、2026年6月14日に終了しました。井内コレクションの全46図に、《神奈川沖浪裏》と《凱風快晴》の別摺を加えた全48点が並んだ展覧会です。

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葛飾北斎《神奈川沖浪裏》

作品ガイド

《神奈川沖浪裏》を、波だけで終わらせない

読み方
かながわおきなみうら
作者
葛飾北斎

《神奈川沖浪裏》は「かながわおきなみうら」と読みます。葛飾北斎の『冨嶽三十六景』の一図で、1830〜1832年頃に刊行されました。大波の下には三艘の舟があり、その奥に小さな富士が見えます。

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葛飾北斎《凱風快晴》

作品ガイド

波も人もいない。山裾には小さな木だけ

この版は縦25.4×横37.8センチ。大きな紙ではありません。それでも赤い斜面は左右の縁からはみ出し、山裾の木は緑の小さな三角形まで縮みます。人物も建物もないため、富士との距離を測れるのは、その木だけです。

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喜多川歌麿《寛政三美人》

18〜19世紀 / 江戸

波の北斎、雨の広重、顔の歌麿

北斎
大胆な形と遠近・スケールの対比。代表作は《神奈川沖浪裏》
広重
雨・雪・道・橋から天候と移動を表現。代表作は《大はしあたけの夕立》

北斎の波は富士をのみ込みそうに迫り、広重の雨は橋を渡る人を急がせ、歌麿は眉や口元のわずかな差で三人を描き分けます。《神奈川沖浪裏》《大はしあたけの夕立》《寛政三美人》を並べれば、個性の違いは明快です。

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