近代絵画

エドゥアール・マネ

マネは、神話や物語の安全な距離を外し、同時代の視線を絵の前に置いた画家です。《オランピア》や《草上の昼食》から入ると、近代絵画がなぜ大きく揺れたのかを追えます。

7本の記事合計 約69更新 2026-09-11

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7
エドゥアール・マネ《草上の昼食》

19世紀後半 / フランス

古典の構図を、1863年のパリへ持ち込んだマネ

《草上の昼食》では裸婦が森からこちらを見返し、《オランピア》では女性が寝台の上で視線を返します。どちらも古典絵画を参照しながら、神話の安全な距離を外し、同時代のパリへ置き換えました。

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エドゥアール・マネ《オランピア》

作品ガイド

《オランピア》は、なぜ当時の観客を怒らせたのか

作品
エドゥアール・マネ《オランピア》
制作と発表
1863年制作、1865年のサロンに出品

白い寝台に横たわる女性が、こちらをまっすぐ見返しています。《オランピア》は、マネが1863年に描き、1865年のサロンへ出品した裸婦像です。モデルはヴィクトリーヌ・ムーラン。

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エドゥアール・マネ《フォリー=ベルジェールのバー》

作品ガイド

鏡のずれから読む《フォリー=ベルジェールのバー》

女給は正面に立っています。ところが背後の鏡では、彼女の姿も客の位置も右へずれています。間違い探しのように答えを出しても、この絵の落ち着かなさは消えません。マネは、盛り場を見物する私たちの視線そのものを、少しだけ滑らせています。

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エドゥアール・マネ《オランピア》

19世紀後半 / フランス

1863年、落選作にも観客が集まった

1863年、パリ・サロンの落選作を見せる別会場が開かれました。そこに掛かったマネ《草上の昼食》には、観客の笑いも批判も集まります。作品を選ぶ審査員の外側に、観客が自分で判断できる場所ができた。

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ジャック=ルイ・ダヴィッド《ホラティウス兄弟の誓い》

17世紀後半〜19世紀後半 / フランス

入選か落選か。画家の運命を握ったパリ・サロン

何だった?
存命作家の作品を審査し、一般公開するフランスの公的展覧会
始まり
1667年に初開催。1737年から定期的な展覧会になる

入選しても、絵が天井近くに掛けられれば見てもらいにくい。よい位置に展示され、批評で名を挙げられ、国に買い上げられれば次の仕事につながる。19世紀のパリ・サロンは、作品発表と就職活動と市場が重なったような場所でした。

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