見る軸
- 具体的な物を探す前に、色、線、形の強弱がどう動くかを見る
- ムンクやマティスと比べて、感情や色が抽象へ向かう流れを追う
- バウハウスの記事と並べて、絵画とデザイン教育の接点を見る
抽象芸術
カンディンスキーは、何が描かれているかより、色と形がどう響くかを画面の中心に置いた作家です。抽象芸術、表現主義、バウハウスの記事を並べると、絵を音楽のように読む入口が作れます。

20世紀前半 / ドイツ・フランス
《コンポジション8》の前では、円や三角形の名前を当てても画面に置いていかれます。大きな円から斜線へ視線が跳び、細かな点のそばで一度止まる。その動きを音楽のように聴くと、抽象画が急に動き始めます。
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1910年代-1930年代 / 欧州
カンディンスキーの色は音のように響き、マレーヴィチの黒い正方形は白い地に浮かびます。モンドリアンは垂直と水平、赤・黄・青だけで画面を組み立てました。何の絵かを当てるより、線、色、面がどこで釣り合い、ぶつかるかを見ると抽象芸術へ入れます。
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1900年代前半 / ドイツ・北欧
ムンクの《叫び》は1893年、ドレスデンでブリュッケが結成されたのは1905年、ミュンヘンで青騎士の展覧会が開いたのは1911年です。三つを同じ運動として丸めると、それぞれの違いが消えてしまいます。
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1919-1933年 / ドイツ
白い建築や幾何学模様を見ると、『バウハウス風』と言いたくなります。けれどバウハウスは、見た目を統一するブランドとして始まったのではありません。木材、金属、布、色を実際に触り、芸術と工芸を同じ場所で学ぶ学校でした。
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19世紀後半 / フランス中心
《日傘の女性》の白い服には、空の青、草の緑、日の光の黄が細かな筆触で入り込んでいます。モネにとって色は、時刻や天気とともに変わるもので、物に貼られた名前だけでは足りません。
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