バロック

カラヴァッジョ

カラヴァッジョは、聖書の場面を遠い物語ではなく、いま目の前で起きる出来事のように見せた画家です。強い光と暗闇の切り替えを追うと、人物の身振りや視線が一気に動き出します。

5本の記事合計 約47更新 2026-09-11

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Caravaggioミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョカラヴァッジョ 代表作カラヴァッジョ 明暗法聖マタイの召命

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カラヴァッジョ《聖マタイの召命》

16世紀末〜17世紀初頭 / ローマ

光は、右から左へ進みます

ローマのサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会。その礼拝堂の右壁で、キリストが暗い部屋へ入ってきます。《聖マタイの召命》は、単独で完結する絵ではありません。向かいの《聖マタイの殉教》、正面の祭壇画と同じ場所にあることを押さえてから、右から左へ進む光をたどります。

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カラヴァッジョ《聖マタイの召命》

作品ガイド

右手は硬貨へ、左手は自分へ

作者・制作年
カラヴァッジョ、1599-1600年頃
何の場面?
収税人マタイがキリストから「私に従いなさい」と呼ばれる瞬間

画面には、どこから見始めればよいかを示す道筋があります。右端に半ば隠れたキリストの手、同じ方向を指すペテロの手、中央で自分を指す男の左手、まだ硬貨に触れる右手。一般に、このひげの男がマタイです。

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カラヴァッジョ《エマオの晩餐》

作品ガイド

《エマオの晩餐》は何が飛び出して見える? カラヴァッジョが食卓を『いま起きる出来事』に変える理由

テーブルの向こうで腕が大きく開き、椅子がきしむように身体が立ち上がる。果物かごは机の縁から張り出し、こちらへ落ちそうです。復活したキリストに弟子たちが気づく瞬間を、カラヴァッジョは遠い奇跡にしませんでした。

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アンドレア・マンテーニャ《死せるキリスト》

実践ガイド

絵画の見方|構図・光・色・視線を読む5ステップ

見る順番
全体、構図、光と色、視線、文脈
最初にすること
細部へ寄る前に、画面全体の重心をつかむ

名画の前に立つと、題名を確認してすぐ次へ進みたくなるかもしれません。まず少し離れ、いちばん明るい場所を探す。そこから線、色、人物の目や手を追い、最後に解説を読む。この順番なら、自分で見つけたことと知識を混ぜずに、一枚の絵へ戻ってこられます。

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