
作品ガイド
美しいのに、なぜか怖い。5つの名画を見比べる
- 始まり
- 怖い、不思議、落ち着かないという第一印象
- 見る順番
- 視線、暗さ、空間、象徴の順に追う
名画は、いつも「美しい」から入らなくてもかまいません。少し怖い。なんとなく不思議。目が合うと落ち着かない。そんな第一印象も、絵をよく見る立派なきっかけです。5つの名画を並べ、どこで心がざわつくのかを見比べます。
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名画は、いつも「美しい」から入らなくてもかまいません。少し怖い。なんとなく不思議。目が合うと落ち着かない。そんな第一印象も、絵をよく見る立派なきっかけです。5つの名画を並べ、どこで心がざわつくのかを見比べます。
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美術館の「モダン」は、いま流行しているという意味ではありません。マネ、印象派、キュビスム、抽象絵画へ続く近代美術の時代を指します。「コンテンポラリー」は、私たちと同じ時代に近い美術です。
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三枚の空を見比べてみます。モネの港は霧に溶け、ゴッホの夜空は渦を巻き、セザンヌの山は色の面で積み上がっています。どの画家も輪郭線には頼りません。ただし、筆触にさせた仕事が違います。
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《オランピア》の女性は、絵の外にいるこちらをまっすぐ見返します。《印象、日の出》では、人物の顔より港を包む霧と光が残る。名前は一文字違いでも、二人が絵の中心へ置いたものはかなり違います。
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一方の写真では輪郭が霧へ溶け、もう一方では建物の線や金属の質感が鋭く立ちます。違うのは、柔らかさと硬さの好みだけではありません。ピクトリアリズムは大気や気分をまとめ、ストレート写真はカメラが捉えた構造を前へ出しました。
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通りで撮られた写真を見て、ストリート写真だと思ったらドキュメンタリーと紹介されていた。そんなことは珍しくありません。撮影場所だけで二つを分けることはできず、実際に重なり合っています。
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