見る軸
- 肌や背景の色が、現実の色ではなく画面のバランスを作るところを見る
- モネやゴッホの色と比べて、色が観察から構成へ移る流れをつかむ
- フォーヴィスムを短い事件ではなく、20世紀絵画の入口として見る
フォーヴィスム
マティスは、色を現実の説明から切り離し、画面そのものの力へ変えた画家です。フォーヴィスムや色彩の記事と並べると、なぜ強い色がただ派手なだけではなく、絵の構造になるのかを追えます。

20世紀前半 / フランス
《帽子の女》の顔には緑の筋が走り、頬には桃色と青が隣り合います。現実の肌色を探していると戸惑いますが、画面全体へ目を広げると色どうしが響き始める。マティスは色を物の説明から解き放ち、感情とリズムを運ぶものにしました。
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1900年代前半 / フランス
《帽子の女》の顔には、緑、青、黄色がそのまま置かれています。肌の色としては不自然です。1905年、このような絵を同じ部屋で見た観客は、強い色に驚きました。色は顔や風景を説明する役目から離れ、画面のリズムを作り始めます。
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19世紀後半 / フランス中心
《日傘の女性》の白い服には、空の青、草の緑、日の光の黄が細かな筆触で入り込んでいます。モネにとって色は、時刻や天気とともに変わるもので、物に貼られた名前だけでは足りません。
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19世紀後半 / フランス
1863年、パリ・サロンの落選作を見せる別会場が開かれました。そこに掛かったマネ《草上の昼食》には、観客の笑いも批判も集まります。作品を選ぶ審査員の外側に、観客が自分で判断できる場所ができた。
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19世紀末 / ヨーロッパ
ゴッホは病室の窓から見た景色をそのまま写さず、夜空と村を組み替えました。スーラは細かな色点に加え、動かない人物の並びまで計画しました。セザンヌは山と空の境を閉じず、白い下地も残しています。
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