写真

写真の入口をまとめてつかむ

アート写真とは何か、ストリート写真とドキュメンタリー写真はどう違うか。混同しやすい写真の言葉から読めます。

8本の記事合計 約82更新 2026-09-11

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この特集の記事

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ドロシア・ラング《Toward Los Angeles, California》

実践ガイド

アート写真とは?作品として見る写真の意味と見方

アート写真
写真を、記録だけでなく作品として見せる表現
作品性
構図、プリント、展示、シリーズ、作者の意図まで含めて設計する

道路を歩く二人と、その横で『次は列車を』と勧める広告。ドロシア・ラングの写真は現実の記録ですが、人物と文字をどこへ置くかも周到です。アート写真は、特別に美しい被写体を撮ることより、写った現実をどう作品として見せるかに関わります。

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ウジェーヌ・アジェ《15, rue Maître-Albert》

実践ガイド

写真は、撮った瞬間だけでは作品にならない

シャッターを切ったあとも、写真は完成していません。どの一枚を選ぶか。どこまで切り取るか。小さく手元で見せるか、大きく壁へ掛けるか。複数枚なら、どんな順番にするか。現実を写した画像が作品になる過程には、撮影後の判断も深く入っています。

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ウォーカー・エヴァンス《Penny Picture Display》

比較ガイド

街角の一瞬と、社会の記録はどう違う?

ドキュメンタリー写真
現実の出来事や社会の状況とどう向き合うかを残す写真
ストリート写真
街で起きる偶然の配置や視線の交差を捉える写真

通りで撮られた写真を見て、ストリート写真だと思ったらドキュメンタリーと紹介されていた。そんなことは珍しくありません。撮影場所だけで二つを分けることはできず、実際に重なり合っています。

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細江英公の回顧展バナーが掲げられたケルン日本文化会館

1945年以後 / 日本写真

傷、都市、雑誌から見る戦後日本写真

溶けて変形した瓶、夜の街に光る看板、黒がつぶれた雑誌の見開き。戦後日本写真には、きれいに説明しきれないものが残っています。東松照明は基地や長崎へ向かい、森山大道はカメラを持って街路を歩きました。

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エドワード・スタイケン《The Flatiron》

20世紀初頭 / 写真文化

写真を「作品」にした雑誌『Camera Work』

同じ写真でも、新聞の片隅に小さく載るのと、上質な紙へ丁寧に刷られ、広い余白の中に置かれるのとでは見え方が違います。アルフレッド・スティーグリッツは『Camera Work』で、撮影後の印刷、文章、掲載順まで設計しました。

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ジュリア・マーガレット・キャメロン《Ophelia, Study No. 2》

19世紀末〜20世紀初頭 / 欧米

輪郭を消すことも、写真家の仕事だった

頬の輪郭が少し甘い。雪の向こうで馬車が消えかける。いまなら撮り直したくなる像を、19世紀末の写真家たちは完成作として差し出しました。カメラが自動で現実を写すだけの機械なら、どこにピントを置き、どんな紙に刷り、どこまで手を加えるのか。

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