
作品ガイド
こちらを見ているようで、視線は少し外れている
- 作品名
- 《女性の肖像》、誤って付された別称《美しきフェロニエール》
- 作者
- レオナルド・ダ・ヴィンチ
顔はこちらを向いているのに、目だけがわずかに横と上へ外れています。見つめ返されたと思った次の瞬間、その人の注意は別の場所へ移っている。《美しきフェロニエール》の落ち着かなさは、この小さなずれから始まります。
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よく知られた作品を1枚ずつ、画面の細部から読み直します。

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顔はこちらを向いているのに、目だけがわずかに横と上へ外れています。見つめ返されたと思った次の瞬間、その人の注意は別の場所へ移っている。《美しきフェロニエール》の落ち着かなさは、この小さなずれから始まります。
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《モナ・リザ》の顔は光と影の間へ溶け、重ねた両手は静かに止まり、背後の道は遠い山へ曲がります。手から口元、左右で高さの違う風景へ目を移すと、落ち着きと揺らぎが同居する。
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《星月夜》を見ると、目はすぐ夜空の渦へさらわれます。けれど、画面の下には灯りの少ない村が眠り、左の糸杉は炎のように立っています。激しい空だけを切り取れば、この絵の半分しか見えません。
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《神奈川沖浪裏》は「かながわおきなみうら」と読みます。葛飾北斎の『冨嶽三十六景』の一図で、1830〜1832年頃に刊行されました。大波の下には三艘の舟があり、その奥に小さな富士が見えます。
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